怪しい記事その2
怪しい記事その2
ハードばらす企画は悪くないが、わかっている人間が書かないとねえ・・・・。
この記事のGateArrayの項目 わかってないねえ
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このD65945というのは、12万ゲート(実効9万ゲート)のゲートアレイである。 最大で83MHz動作する、0.35μmプロセス3層メタルレイヤの汎用ロジック回路である。 汎用、というのはつまりエンジニアが好きに回路を組めるという事で、 従って中身がどうなっているのかはこれを作成したエンジニアしかわからない。 |
とエンジニアしかわからない書いているのに 最大動作周波数83MHzはどこから出たんだ・・・(^^;
ゲートアレイは設計者が好きにくめるので速度も好き放題です。とはいっても動作限界周波数がありますが、私の設計した1つ前のプロセスでも155MHzで動作していることから考えてもそんなに最大周波数が遅くはずはないです。
その程度しかでないとなるとPLD使っちゃいますしね
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NECの製品にゲートアレイが搭載されているのは、これが初めてではない。 <途中略> ちょうどヤマハのルータを開けると、必ずYAMAHAの謎のチップが搭載されているようなものである。 |
そりゃ そうでしょ YAMAHAもゲートアレイやってますから(^^。
ゲートアレイ設計するには半導体メーカーにマスク等の部材を手配しなければいけません。
しかし、近年の微細化によってマスク等の値段はどんどん上がっております。どこの会社もたいてい社内には安く提供していますので動作速度や集積度に問題なければ社内製を使うのは必然となります。
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ここから先は推測であるが、・・・以降略 |
高性能のCPU処理を行うには当然高額なCPUを持ってこなければならない。原価が当然上がります。ゲートアレイでやれる部分はやらせて、残りCPUに任せれば高性能のCPUが不要となります。汎用のゲートアレイで作成しておいて企業向けと共用できればゲートアレイは量産効果で価格が下がりますので原価的にとても有利になります。
(1個で1万 1000個で1000円 1万個だと500円とかいう世界ですから)
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ただ現在の使い方を考えれば、これもやっぱり盲腸だろう。 |
盲腸と言うよりは、コストミニマム(設計費を含めて)で作ってるなあというのが、私の感想です。PLD等で設計できなくはないですが、量産のバラつき考えるとゲートアレイの方が楽ですしね。